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AWS Certified Solutions Architect – Associate に合格しました

皆さんこんばんは。もうすぐ2022年も1か月が終わりますが、いかがお過ごしでしょうか。
年始に建てた目標との乖離がそろそろ出てきた頃でしょうか。私も、最近ジム通いのペースが落ちてきているので頑張らないと。

と、いうことで、年末から勉強していたAWS Certified Solutions Architect – Associate(AWS SAA)の試験を受けてきました。
結果、803/1000で合格!となりましたので、忘れないうちにブログを更新します。

AWS SAAとは?

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AWS資格全体像

AWS Certified Solutions Architect – Associate 認定

AWSの資格内で、真ん中の層であるアソシエイトレベルで、かつアーキテクトとしての知識が求められる資格です。
AWSのサービスを使って、可用性/コスト効率/耐障害性が高いスケーラブルなアーキテクチャを作れるような知識が問われます。
選択問題のみ(複数選べ、もある)で、65問の問題が出ます。72%が合格ラインとなっています。

色々なブログやtwitterや周りの人の声を聴くと、まずはこのAWS SAAを取るのが王道っぽいので、これから取ってみました。

資格取ってよかったこと

広くAWS知ることができるので、業務にも影響あるメリットが多いです。
個人的に、AWSのシステム触るならまず必須で取っておくべきだと思います。

  • インフラ部分のエラーなどに強くなる

私のチームでは、アプリ担当とインフラ担当が分かれています。
IAM権限の修正/付与、ネットワークの構築、バックアップや通知の設定などはインフラ担当がやってます。
このあたりでエラー起きたとき、毎回インフラ担当者に見てもらっているのですが、結構な頻度で起きているので担当者が多忙に…。

この試験では上記の基本がわかるようになるので、なんとなくエラーの原因と対応策が分かるようになります。
そのため、インフラ担当者の負担が少し減る!…かも。

  • 新しくシステム構築する際に、AWSサービス王道組み合わせが分かる

こういう時はこういう組み合わせ、というのがたくさん出てくるので、なんとなくパターンが頭に入ります。
例えば、踏み台EC2→WEBサーバのEC2をサブネット分けて構築するとか、静的ホスティングならCroudFront+S3でいいよねとか。

後はサービスの組み合わせではないですが、特にDB系のサービスの可用性の担保の仕方が大体わかります。
そのため、「とりあえずこういうことがしたくて、それなりに安全に作っときたい」というときに、アーキテクチャを決められるようになると思います。
書いていて思いましたが、これがまさにソリューションアーキテクトですね。

  • 今使っているサービスの知らない機能を知ることができる

とりあえず動かしているだけのサービスだと、意外と知らない機能があったりします。
今のシステムを改めて確認して、改善できそうです。

(例)
・S3のライフサイクル管理
期間を設定しておくと、その期間経過したら削除orS3 Glacierにアーカイブしてくれる。

・DynamoDBのTTL
上と似ているが、有効期限決めておくと経過後に登録しているデータを削除してくれる。
DynamoDBは全件を検索するのがキーをうまく設定しておかないと難しいから、件数増えすぎると大変。

・EC2 Image Builder
EC2のテンプレートみたいなものを作れる。かつ、そこに最初からインストールしておくもののバージョンアップも自動で設定+テストできる。

勉強方法

SAAに関しては勉強方法のブログがめちゃくちゃありますが、一応私も載せておきます。
大体2か月くらいの勉強でした。平日たまに、休日そこそこ。大体50時間くらいかけたかな?

前提

約2年間、AWS上でデータ分析系の業務してます。
ただ、いわゆる普通のシステム構築はしてません。
以下、触ってる/触ってないサービスです。

触ってる:S3、Glue、StepFunctions、SQS、Lambda、SageMaker、DynamoDB、CloudFormation
触ってない:EC2、ELB、Route53、VPC、CloudFront、RDS、Aurora

前半1か月の過ごし方

とりあえず、この資格で出てくるサービスを広く浅く理解しよう!と思い、勉強しました。
具体的に使ったのは、以下の2つです。どちらもかなり良かった。

①書籍:AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第2版
広く浅く、SAAで出てくるサービスを紹介してくれています。
さらっと目を通すのを何周かするのがおすすめ。
確かにこの本に載っていない機能についての問題が出ることもありますが、そこまで多くない印象でした。

②Udemy講座:【2022年版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
この講座は、控えめに言ってGODです。
ボリュームすごい(全部で40時間以上)、1つ1つが分かりやすい、ハンズオンついてる、模擬試験3つついてる

この内容で、2000円くらい。(udemyのセールの時に買うともっと安い!)
これは全人類見るべきだと思います。

といっても、さすがにこれ全部やるのは大変なので、以下だけやりました。
これらは、この試験でもよく出てくるところなので、ハンズオンもしっかりやることをお勧めします。
ハンズオンでやってやった操作内容がテストに出ることはあまりないですが、知識の定着が早まった気がします。

・全体像【Selction1~3】
・IAM【Selction4】
VPC【Selction5】
・EC2【Selction6】
・信頼性の設計(ELB/Auto Scaling/RDS)【Selction9】

www.udemy.com

後半1か月の過ごし方

大体全体的に知識がついたので、過去問を解く&分からなかったところを調べるを繰り返しました。
具体的には、前半で紹介した②のUdemyの最後についてきた模試と、この講座。

③【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
この模擬試験を3回分受けました。(6回受けたかったけど、時間がなく断念…)
本番よりも難しいと書いてありましたが、確かにそう感じました。この模試だと60%くらいしか取れませんでしたが、本番は80%取れたので。

ただ、この模試の難しさは、どちらかというと「試験では聞いてこないような機能についても聞かれる」難しさな感じがします。
本番は、模試よりも問題文が長く、直接すぐ答えられるような問題が少ないです(取り出しに5時間時間かかってよい時は?→S3 Glacier標準 など)。
なので、この模試もそうですが、問題文と答えを暗記するというよりは、「こういう条件だから、このサービスのこの機能を使ってるのか」と理解するのが大事だと思います。
www.udemy.com

模試の振り返り方法

勉強している最後の方に、なかなか良い方法を見つけたので記載します。
模試で間違えたところや知らなかった内容を、このようにスプレッドシートでメモしていきました。

こうすると、後日さーっと上から眺めることで知識を確認できます。
あと、C列の種類をソートするとサービスごとにまとめられるので、さらに知識定着が進むと思います。
(もっと早くからやりたかった…)

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AWSメモ

まとめ

  • AWS SAAに、約2か月の勉強で合格した。
  • AWS SAAは、AWS触るなら取得しておいた方が良い。
  • 書籍とUdemyで、知識は大体つく。
  • ハンズオンも一緒にやるとより知識が定着する。
  • あとは過去問繰り返し解く。
  • スプレッドシートで間違えたところメモしていくと覚えやすい。

以上!次はウイスキー検定か、Developer Associateを受けたいな。