現代数理統計学の基礎 第2章 問11, 12
方針(問11)
4つのパートに区切る。
確率関数になることを示す
ここは、以下の2つを満たすことを示せばOK
- となること
- 合計が1になること
合計を計算するときは、無限等比級数の和を考える必要がある。
初項をa、公比をrとしたとき、 の時 となる。
それを計算すると1になる。
確率母関数の導出
こちらも無限等比級数の和を計算する。
ただ、またしてもsの範囲が引っかかる。
公比がなので、範囲はかと思いきや、解答ではになっている。
よくわからないが、sは正の値なのか?ここもわかる方コメント募集。
方針(問12)
(1)
そのまんま計算。分数の割り算に注意して積率母関数を導出する。
平均と分散を考えるときは、ロピタルの定理を使う。意外と計算は短く済む。
あと、なんだからどう見ても平均は1/2だよね、という検算もできる。
(2)
現代数理統計学の基礎のp.25にある、平方変換の変換
を使う。あとは、yの範囲も忘れずに出すこと。
平均と分散については、積率母関数などを使わずに普通に積分で解く。
yの何乗のような形で表せる確率密度関数の平均や分散は、通常の計算方法が一番楽に計算できる。
感想
やっていることは結構パターン化されてきましたね。
変数変換の時の符号、母関数導出の際の範囲、平均分散求めるときの楽な方法などがポイントでしょうか。
このあたりは何度もやって定着させたいところ。